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f 架橋技術
31 眼鏡橋の欄干や欄間は木造建築の技術が使われている。
32 増水時の浮力にも耐える極めて頑丈な構造である。
33 中央基礎の下には有明海の潟を利用し、地震の揺れなども吸収する構造を持つと言われていた。
34 眼鏡橋の中央基礎には、松杭が53本打ってあった。
35 拱環石(アーチ石)は、右岸側に54列の273個、左岸側に55列の257個の計540個が使用されている。
36 中央基礎の石材には、謎の丸いくぼみがあるが、内側のため見えない。
37 眼鏡橋の中央の橋脚部分には、排水のための穴が開いている。
38 眼鏡橋は、九州の石橋が長大化する初期に架設された点で重要な石橋である。
39 眼鏡橋の上部構造や下部構造は、当時の先端技術が用いられている。
40 庭園や神社境内ではなく、市街地の実用橋である眼鏡橋が多くの階段を持つ例は珍しい。
41 眼鏡橋のアーチの石段は渡りやすいように高さを変えてある。
42 眼鏡橋のアーチ頂部の石のことを「要石(キーストーン)」という。