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諫早市ココロねっこ運動
ココロねっこ運動とは・・・?
子供たちの心の根っこを育てるために、大人のあり方を見直し、みんなで子供を育てる長崎県の県民運動です。
また、長崎県では、あいさつ運動や地域で子供を見守る活動など、子供の健全育成のための取組を「ココロねっこ運動」として推進しています。
※平成13年度からスタートした運動で、平成20年10月には「長崎県子育て条例」の中で、県民運動として取り組むことが定められました。
背景は…?
ココロねっこ運動が始まった平成13年度頃は、少年犯罪が大きな社会問題となった時期でした。
また、学校完全週5日制が始まる前の年で、子供たちが、家庭や地域社会で過ごす時間が増えていくと考えられていました。
このようなことから子供の育ちに対して家庭や地域社会における大人のあり方が問われていました。
まずは、大人のあり方を見直すことから
(1)大人が変われば、子供も変わる
子供は、親や身近な大人をモデルとして成長します。また、「子供は社会を映す鏡」と、言われます。
子供の問題のある行動を、子供の問題として捉えるだけでなく、大人自身の問題としても考えてみることも必要です。子供たちは、「良き手本」を求めています。
(2)できることは、大人から
子供は、日々成長しています。子供期の成長のあり方は、その子の将来に大きな影響を与えます。
子供が大人になり、人々とのよりよい関わりの中で自立して生きていけるように、大人がモデルとなり「心の根っこ」をしっかり育てたいものです。
具体的な取組(「ココロねっこ10(テン)」…取組の提案)
家庭では
(1)「早寝・早起き・朝ご飯」の生活リズムを確立させましょう。
(2)毎月第3日曜日(※標準日)は「家庭の日」です。家族の絆を深めましょう。
(3)学校・PTA行事や地域行事に、進んで参加しましょう。
(4)親の責任で携帯電話をもたせるときには、子供たちを守るためにフィルタリングを必ずしましょう。
保育所・幼稚園・学校では
(5)楽しい遊びや学び、分かる授業を展開し、たくましく生きる力を育みましょう。
(6)いじめや仲間外しがなく、安心して園・学校生活を送れるようにしましょう。
地域では
(7)あいさつ・声かけ運動を推進し、子供も大人も顔見知りになりましょう。
(8)子供や子育て家庭を温かく見守り、相談にのりましょう。
企業では
(9)「ノー残業デー」等を設定し、家族の団らんを応援しましょう。
(10)学校行事やPTA行事、地域行事に参加しやすい雰囲気や体制を整えましょう。
「ココロねっこ運動」に係る本市の事業
地域教育力向上支援事業
子ども会等の子供に関する活動を、地域で支える仕組みとして構築し、異年齢集団による体験活動や、多様な大人との交流の機会を増やし、子供の人間関係力を育むとともに、地域の連帯感の強化・活性化を図ります。
- 地域子ども教室推進事業
- 学校支援会議活性化事業
- 子ども会活動支援事業
- 通学合宿支援事業
- 家庭教育力向上支援事業
子ども体験活動支援事業
子供の「生きる力」の育成を図るため、自然体験、集団生活体験、勤労生産体験といった豊かな体験活動を行う団体に対して支援(補助金の交付等)を行います。
家庭教育支援に係る研修会
- ワークショップの進行役(ファシリテーター)の派遣
「家庭のルール」「生活習慣」「しつけ」等、子育てに関する内容をテーマとして、参加者同士が“楽しく学ぶ”ワークショップ(ながさきファミリープログラム)の進行役を務めるファシリテーター(講師)を派遣します。 - メディア安全指導員の派遣
「メディア利用の現状」「子供のネットトラブル」等をテーマとした、メディア利用に係る問題点と具体的対応策について学ぶ機会を提供するために、長崎県こども未来課が実施した「メディア安全指導員養成講座」を修了した指導員を派遣します。