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諫早市の水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について
1.検査結果
諫早市上下水道局で令和6年度に実施した有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の検査結果について公表します。
検査の結果、諫早市内すべての給水栓水で国の暫定目標値の50 ng/Lを大きく下回っており、水質に問題がないことを確認しています。
今後も定期的な検査を実施し、安全な水道水の供給に努めてまいります。
有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)検査結果(令和6年度) (PDFファイル:127KB)
2.PFOS及びPFOAとは
・ PFOS(ピーフォス)
正式名称:ペルフルオロオクタンスルホン酸(Perfluorooctane sulfonic acid)
主な用途:メッキ処理剤、泡消火薬剤 など
・ PFOA(ピーフォア)
正式名称:ペルフルオロオクタン酸(Perfluorooctanoic acid)
主な用途:撥水剤、界面活性剤 など
2000年代はじめごろまでさまざまな工業で利用され、私たちの身の回りの製品を作る際にも使われていました。
2009年以降、環境中での残留性や健康影響の懸念から、国際的に規制が進み、現在では、日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されています。
日本国内でも、新たに作られることは原則ありませんが、分解されにくい性質があるため、今も環境中に残っています。
詳細については環境省のHP<外部リンク>をご確認ください。
3.暫定目標値について
厚生労働省では、令和2年に水道のPFOS、PFOA を水質管理目標設定項目に位置付け、PFOS と PFOA の合算値で 50 ng/L 以下とする暫定目標値を定めています。
暫定目標値(50 ng/L)は、体重 50 kg の人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じない水準をもとに設定されたものです。
詳細については環境省のHP<外部リンク>をご確認ください。
※1 ng/Lとは、水1Lあたり1 ngの化学物質が存在していることです。これは、学校のプール(長さ25m×幅10m×深さ1m)に食卓塩の塩粒3個分(約0.3mg)を溶かした濃度に相当します。