本文
水道のトラブル
目次
1.水道の使用水量が増えた
使用水量が急増する原因としては、
- お客さまのご使用状況の変化(人数増など)
- 季節的な増加
- 漏水
- メータの異状
などの理由が考えられます。
1及び2に心当たりが無い場合は、下記を参考に漏水が無いか確認してください。
不明な場合は、上下水道局窓口へご相談ください。
2.漏水(水漏れ)している
漏水(水漏れ)は、貴重な水が無駄になるばかりでなくお客様の水道料金も高額になります。漏水の早期発見、早期修繕にご協力をお願いします。
使用水量が急増した場合などは、下記を参考に対応してください。不明な場合は上下水道局窓口までお問い合わせください。
■メーターで漏水を発見
蛇口を全部閉めた状態でパイロット(画像参照)が回転しているときは、メーターから蛇口までのどこかで漏水していることが予想されます。
そのような場合は、ご自宅の施工を行った業者、もしくは最寄りの指定給水装置工事事業者にご連絡ください。
パイロットの位置
■器具の破損で水が止まらない
蛇口等の器具が破損して吹き出した場合などの応急措置として「メーター止水栓」(下画像)で止水することができます。
止水後はご自宅の施工を行った業者、もしくは最寄りの指定給水装置工事事業者にご連絡ください。ただし、給水装置(メーターを除く)は建物の所有者など水栓所有者の私有財産ですので、修理費用はお客様のご負担となります。
メータ止水栓
■給湯器などでの器具漏水の場合
ガス給湯器・電気温水器・太陽熱温水器などの給湯器が壊れたり、漏水した場合は、「給湯器用逆止弁」(下画像)を閉めてください。
こうする事によりお湯だけの止水で済み、水は通常どおり使用することができます。また、長期間お出かけになる際も同じ様に、給湯器用逆止弁を閉めておくことにより留守中の不慮の事故による漏水を防ぐことができます。
修理については、設置された業者、もしくは最寄りの指定給水装置工事事業者、または各給湯器メーカーへご連絡ください。
給湯機用逆支弁
■蛇口の水が止まらない
パッキンや蛇口が劣化していると考えられますので、パッキンもしくは蛇口の交換をお勧めします。
パッキンの交換については、劣化している場合は取り替えてください。
パッキンを交換をする際には、一旦止水栓を閉め、水を完全に止めてから作業を行ってください。
修理が必要な場合は、ご自宅の施工を行った業者、もしくは最寄の指定給水装置工事事業者へご依頼ください。
■水洗トイレの水が止まらない
家庭用で最も普及しているロータンク式のものでは、ボールタップ部分かゴムフロート部分の故障が考えられます。
まず、ドライバーなどでトイレのアングル止水栓を閉めて、この2カ所を確認してください。
修理が必要な場合は、ご自宅の施工を行った業者、もしくは最寄の指定給水装置工事事業者へご依頼ください。
トイレのアングル止水栓
4.宅地外で漏水を発見したら
調査を行いますので、お手数ですが上下水道局窓口へご連絡をお願いします。
また、道路上のフタ(消火栓・仕切弁)のガタつきなどもご連絡をお願いします。
5.水に色がついている(濁っている)
症状 | 原因 | 連絡先 |
---|---|---|
白い | 透明なコップにくんだ水が白くなるのは水道水に空気が混ざった現象なので心配ありません。 しばらくしても透明にならない、沸騰すると白くなる場合は右記連絡先までご連絡ください。 |
直結給水方式(配水管から直接宅内へ給水)は、上下水道局窓口へご連絡ください。 受水タンク式給水方式は、管理人等へご連絡ください。 ※受水タンクを設置している集合住宅で、給水器具の故障や水質の異状が発生した場合は、まず管理人等に連絡することをおすすめします。 |
赤い | 水道工事、突発事故などで一時的に水道管内の鉄サビが流れ出したものです。 透明になるまでしばらく水を流してください。 しばらくしても透明にならない場合は、右記連絡先までご連絡ください。 |
近くで水道工事が行われていた場合は上下水道局窓口へご連絡ください。 それ以外は、ご自宅の施工を行った業者、もしくは最寄の指定給水装置工事事業者へご連絡ください。 |
6.水が出ない・出にくい
水が出ない場合、まずは上下水道局窓口へご連絡を
考えられる原因は
- 自分の家だけ
- 止水栓が開いているかを確認し、閉じている場合は、開いてください。
- 止水栓が開いている場合は、宅内、近所で水道工事中でないかを確認してください。
- 水道管の老朽化によるサビ詰まりの可能性があります。
- 近所一帯
- 工事で断水か突発事故の可能性があります。
- 水道工事の確認は上下水道局窓口までご連絡ください。
- 蛇口
パッキン(コマ)を取り替えてみてください。
■水が出にくい
最近の蛇口には「ストレーナー」(下画像)が付いている物が大半で、これは水道管内の不純物(サビ・工事の汚れ)を取り除く物です。
このストレーナーへの不純物の堆積が出水不良の原因の一つでもあります。
ストレーナーは手や各家庭にある工具で簡単に取り外すことが出来ますので、適度な清掃をお願いいたします。
7.給水装置の修理についての注意
給水装置(水道水を使用するために、市所有の配水管から分岐してお客様が設置された給水管及びこれに直結された給水用具)は、お客様の所有です。
水道使用量の検診結果などから漏水が確認された場合は、指定給水装置工事事業者に連絡して早急に修理をお願いいたします。
なお、修理を依頼する際は、事前に作業内容や費用を確認してください。費用は修繕の時間帯や使用材料によって異なります。
漏水をそのまま放置すると、出水不足、断水や他の水道利用者に影響を及ぼすことも考えられますので早急に修理をお願いいたします。
また、給水管の老朽化が見受けられる場合は、改良(管の敷設替)をお願いします。
大切な水を守るため、ご理解とご協力をお願いします。