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空家等の適切な維持管理をお願いします

ページ番号:0001518 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

 「隣の空き家の木や雑草が自分の敷地に侵入し困っている」といった当事者間の話し合いで解決していただくことが基本となっている民事上の問題については、当事者間における解決が原則です。

空家等が地域住民の生活環境に引き起こす問題は、空家等所有者及び管理者(以下「所有者等」といいます。)の適切な管理により未然に防ぐことができます。所有者等は、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないように、適切な管理に努めていただきますようお願いいたします。
空家等になる前に対応することが肝心です。もし空家等になったらどうするか。将来、子どもやご親族の負担にならないように、あらかじめ話し合い、準備をしましょう。

空家等の管理は所有者等の責任です

空家等は個人の財産であり、その管理は所有者等が行わなければなりません。近年、適正な管理が行われていない空家等が増加しており、台風や地震などの際に部材の落下や飛散など周辺への危害が懸念されています。また、敷地の樹木や雑草が繁茂して、周辺の生活環境・衛生上問題になることや、不法侵入や火災の発生など防災・防犯上の問題にもつながります。
所有者等は、隣の敷地や道路など周辺への支障がないように定期的に見回るなど十分注意し、管理することが必要です。所有者等の皆様は、自分が所有している空家等を定期的に点検する、自分で管理出来ない場合は、業者等に依頼するなど、所有者等の責務を果たすことに努めて下さい。

※建物が倒壊し、物が落下するなどして近隣の家屋や通行人などに被害を及ぼした場合、建物の所有者等は、損害賠償などの管理責任を問われることがあります。管理不全となっている空家等が問題となる前に、所有されている家屋について考えましょう。

【参考】民法<抜粋>
第717条(土地の工作物等の占有者及び所有者の責任)
土地の工作物の設置または保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。

適切な管理の方法

定期的な室内換気や建物の確認、敷地内の除草や樹木剪定などの適切な管理がされず放置された空家等は、老朽化による建物の倒壊や破損、草木が道路にはみ出し通行を阻害するなど、周辺の生活環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
建物を長期間不在にする場合は、自治会や近所の人に連絡先を伝えましょう。
また、自らが空家等を適切に管理できないのであれば、業者等に管理を委託するなどの対策を行いましょう。

次のようなことに注意し、空家等の適切な管理をお願いします。
空家等を管理するにあたって注意点

声かけ 空き家にする場合、自治会や近所の人に連絡先を伝えておくなどの声かけを行なっておく。
雑草 雑草が繁茂していないか定期的に点検し、適切に除草する。
庭木 庭木が隣地や道路に越境していないか定期的に点検し、適切に剪定する。
不審者・ゴミ 玄関、窓、門扉などの鍵をしっかり掛け、不審者の侵入やゴミの不法投棄を予防する。
害虫・害獣 シロアリ、スズメバチやタヌキ、イノシシなどの害虫・害獣の発生の予防・駆除を行なう。
火災・地震 空家でも加入できる保険に入り、火災や地震などのリスクに備える。
瓦・壁 瓦の剥がれ、壁のヒビ、雨漏りなどが無いか点検し、傷みがあれば補修する。
カビ・腐朽 カビの発生や柱などが腐るのを予防するため、月1回程度の通風・換気を行なう。