本文
本明石棺群
上諫早小学校移設後
よみがな
ほんみょうせっかんぐん
指定区分
市指定史跡
指定年月日
昭和52年3月5日
所在地
諫早市本明町(上諫早小学校)
交通
県営バス「一軒茶屋」徒歩20分
本明川左岸の台地先端部に存在します。昭和43・44年の調査の結果、6基の箱式石棺が等高線に対してほぼ平行に築造されているのが確認されました。盛土、周溝の存在は明らかではありません。主体部は安山岩板状石を10数枚長方形に組み合わせたもので、弥生時代から継続した墓制です。棺内から刀子、土器が検出され、古墳時代初頭頃の所産と思われます。
この本明川東側丘陵には、未検出の墓群が群集していると思われ近傍には、本明川に生活の基盤を求めた人々の生活跡も存在するものと推定されます。当石棺群を含めて、この地域は当時の歴史を知る上で重要な地ということができます。