ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 経済交流部 > 文化振興課 > 市杵島神社の馬頭観音

本文

市杵島神社の馬頭観音

ページ番号:0001279 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

3面6臀の馬頭観音の全体を写している写真

よみがな

いちきしまじんじゃのばとうかんのん

指定区分

市指定有形文化財

指定年月日

昭和52年9月26日

所在地

諫早市小長井町大搦

交通

JR長里駅より約2km
県営バス「殿崎」より約1.5km

寛文・延宝時代に諫早内匠真清及び藤原茂真(4代)公の信仰により長里大久保に本社が創立されました。文久元(1861)年領主諫早家より幣帛を供進されてから近隣はもとより遠方からも参詣し尊信する者が多くなりました。
神社の前を横切る竹崎街道は、江戸時代には諫早領主をはじめ往来が頻繁で、ある日の休憩中領主の愛馬が急死し、領主はいたくこれを憐れみ、ここに葬りその霊を弔うために堂を建てて馬頭観音を祭りました。領主はこの境内に社殿を新築して諫早家の床の間にあった弁天さんをここに移したと伝えられます。
馬頭観音は路傍の石仏として、地蔵、庚申とともに一般に親しまれてきました。他の観音は慈悲相ですが、この観音は忿怒相で頭上に馬頭を戴き、胸前で明王馬口印(両人差指の先端を合わせる印)を結ぶのが特徴です。その像容は多様ですが、一般には一面二臂、または三面六臂が多く、ここのは三面六臂です。

市杵島神社の鳥居前から神社を写した写真