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代官モクどんの石棺

ページ番号:0001278 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

代官モクどんの石棺と説明版の写真

よみがな

だいかんもくどんのせっかん

指定区分

市指定有形文化財

指定年月日

昭和52年9月26日

所在地

諫早市小長井町牧

交通

県営バス「小深井」より約1km

諫早御館山の稲荷神社にいたコウエモン狐は、神通力があるというので有名でした。永昌の杢どんという代官が「おいが死んだらからだをお前にやるけん、おいを金持ちにしてくいろ」と言って願をかけ、コウエモン狐と約束をしました。
数年後、代官の杢どんがコウエモン狐の神通力のおかげで大金持ちになりましたが、自分のからだを狐にやるのがおしくなりました。そこで杢どんは自分が死んだら石の棺に入れてもらえば、狐に食われることはなかろうと考え、帆崎石で有名な牧の石工に石棺をつくってもらいました。石棺が出来たので、牧の海岸でそれを船に積み込んでいたところ、それまでよかった天気がにわかにかき曇り、大しけとなり、船もろとも石棺は沈んでしまったと伝えられます。
石棺は、昔から田ノ尻の小川のそばに永らくありましたが、戦後、牧の墓地に運び、葬式の棺をのせる台に使用していました。