本文
開の辻の六地蔵石幢
よみがな
ひらきのつじのろくじぞうせきどう
指定区分
市指定有形民俗文化財
指定年月日
昭和56年8月27日
所在地
諫早市下大渡野町2300(墓地内)
交通
県営バス「本野出張所前」徒歩15分
地蔵菩薩は、釈迦入滅後、弥勒仏が出世するまでの無仏期に、六道の衆生を救済する菩薩とされ、末法思想の流布とともに広く信仰されるようになりました。佐賀型重制の六地蔵で、上から笠石、龕、中台、竿よりなっています。
当例の場合、竿の上石に「星巌 享禄壬辰」と刻銘があり、「星巌」についてはどのような人物であるか不明です。追善供養または逆修(預修)のため造立されたと考えられます。「享禄壬辰」は、西暦1532年に当たり、市内に存在する六地蔵中、古い部類に入るものです。