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金泉寺の千手観音像

ページ番号:0001255 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

手を広げ、お祈りをしている金泉寺の千手観音像の写真

よみがな

きんせんじのせんじゅかんのんぞう

指定区分

市指定有形文化財

指定年月日

昭和62年3月2日

所在地

諫早市高来町善住寺(標高約889m)

交通

多良岳横断林道沿い金泉寺登山口から登山
最寄のバス停は、諫早方面から県営「国立少年自然の家」

大陸系の千手観音像で、高さ137.5cmの木造寄木造です。第7代茂晴公の母堂お糸の方が、元禄16(1703)年千手観音を太良岳金泉寺に奉安されました。
お糸の方は大そう信心深い方で、持念仏を求め長崎に入港していた中国船にこれを頼みました。翌年再びその中国船が入港し、500年も経つという古仏を持ってきました。
不思議なことに、お糸の方の背丈と同じで、崇高な御姿であったため、自分の家に置くのはもったいないと金泉寺に奉納され、この寺を菩提寺として崇められました。
中国明朝末~清朝初期の様式をもち、通常の日本の千手観音と違い、頭上に十一面を備えていません。表情は大陸的な雰囲気を見せています。

お祈りをしながら手を広げている金泉寺の千手観音像の写真