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天初院のヒゼンマユミ群生地

ページ番号:0001253 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

天初院のヒゼンマユミ群生地の写真

よみがな

てんしょいんのひぜんまゆみぐんせいち

指定区分

市指定天然記念物

指定年月日

昭和62年3月2日

所在地

諫早市高来町船津

交通

県営バス「冨地戸」徒歩15分

天初院の境内西側に十数本のヒゼンマユミが自生しています。直径は、30~40cmあります。春には淡緑色の小さい花をつけ、秋には黄色い実をつける非常に特徴的な樹木です。
ヒゼンマユミは、明治39(1906)年に千葉常三郎氏が諫早公園で発見し、牧野富太郎氏が大正2(1913)年、和名をヒゼンマユミと命名したのが世に出るはじまりとなりました。諫早公園のクスノキやヒゼンマユミの巨木群は昭和26(1951)年「諫早市城山暖地性樹叢」として国の天然記念物に指定されており、市ではこのヒゼンマユミを「諫早の木」に指定しています。
ヒゼンマユミは高来地域では汲水名の叢林の中に何本か見られ、県内には大村市の玖島崎、市内では小長井町、森山町などに自生しています。
ヒゼンマユミは、マユミ、コマユミ、オオコマユミ類と異なり落葉はありません。高さ5mほどになり、葉はミカンの葉に似た感じで上半に鈍い鋸歯があります。春に集散花序を出し淡緑色の小さな花を開きます。晩秋にこの類としてはとびきり大きな四稜形の黄熟した果実が垂れ下がり、やがて果皮が裂けて赤い種子が見えるようになります。

天初院のヒゼンマユミの葉の部分を拡大して写している写真