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江の浦・熊野神社の天井絵と絵馬

ページ番号:0001251 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

江の浦・熊野神社の天井絵と絵馬の写真

よみがな

えのうら・くまのじんじゃのてんじょうえとえま

指定区分

市指定有形文化財

指定年月日

昭和63年12月20日

所在地

諫早市飯盛町佐田881

交通

県営バス「飯盛団地入口」
※常時開放しておりません。
見学希望は事前に教育委員会へ連絡してください。

天井絵は179格の中に花卉、動物、人物、山水が細やかな筆致とやわらかい色遣いで見事に描かれています。
絵馬は『秀吉耐忍之図』と『西郷卜月照之図』の2枚です。
『秀吉耐忍之図』は、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が大志を秘めて我慢している時の図とされ、肩をもんで耐えている様子を描いています。
『西郷卜月照之図』は、京都を中心に各地で反幕運動が激化した安政5(1858)年、大老井伊直弼による志士弾圧から逃れるため、西郷隆盛と月照は京都を脱出し、薩摩を目指し大阪より船出、その船上での二人の様子を描いています。薩摩藩主島津斉彬を頼り薩摩を目指すが斉彬はすでに亡くなり、幕府の追及は厳しくなる一方、ついに二人は綿江湾(鹿児島湾)に入水することになります。隆盛は命をとどめましたが、月照は命を落としました。
この絵馬2枚は「明治三十九年丙午十二月四日」とあり、熊野神社改築時に奉納されたものと思われます。