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旧早川家住宅

ページ番号:0001246 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

旧早川家住宅の玄関前から撮った外観の写真

よみがな

きゅうはやかわけじゅうたく

指定区分

市指定有形文化財

指定年月日

平成5年7月23日

所在地

諫早市小野島町2233-7(干拓の里)

交通

県営バス「干拓の里」前
駐車場あり

旧早川家住宅は、元諫早家家臣木下助内氏が明治7(1874)年に自宅として建てられたものです。本建物の解体に伴い、助内氏の長男で元衆議院議員木下吉之丞氏が居住していた民家の主屋部分を干拓の里に移築・展示し、市民の共有の財産として活用しています。吉之丞氏の娘婿であり、諫早市長を務められた早川員氏も入居されていたため、解体前まで「市長邸」の愛称で親しまれていた。
建物は木造2階建て、2階部分の大屋根は茅葺で1階の屋根は瓦葺です。大屋根の小屋組は扠首組で伝統的な構法を示します。近世の武家住宅に特有な玄関である式台を構え、違い棚、付書院、仏間を配した座敷の間と、これに付随した客用の便所を持ちます。全体に土間部分が少なく、建設当初から室内のほとんどを畳敷きにしています。農家系統の民家でありながら、格式を重んじる武家住宅に近い様相を見ることができます。明治以降の建設ですが、その建築様式のあり方は旧藩時代の上級農家や庄屋クラスの形態をよく伝えています。

旧早川家住宅の庭のほうから撮った外観の写真
旧早川家住宅の外回りの一角に石段が置いてある場所の写真
旧早川家住宅の二階の部屋を写している写真