本文
高屋家文書
よみがな
たかやけもんじょ
指定区分
市指定有形文化財
指定年月日
平成12年8月23日
所在地
諫早市多良見町西川内1989
高屋家文書は、当時喜々津村で佐賀藩諫早領の御山方として任務を果たしていた高屋源右衛門の記述による文書で、『萬手覚書』と『諸人請山伐筈願帳』が指定を受けています。
『萬手覚書』は文政7(1824)年から明治10(1880)年までの56年間にわたる手控え的な記述で、特に外国船の長崎入港時の出張・引払や山役人としての仕事、絵図の作成のことなど当時の封建体制下の庶民の生活等が把握できる貴重な文献資料です。『諸人請山伐筈願帳』は元治元(1864)年から3年間にわたり、山地や森林の管理、木材の売買許可などが1件ごとに記述されています。両書とも、佐賀藩諫早領の喜々津村における郷土の貴重な資料です。