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唐比権現の神像と仏像

ページ番号:0001235 更新日:2023年2月1日更新 印刷ページ表示

唐比権現の神像と仏像が祀ってあるものを写している写真

よみがな

からこごんげんのしんぞうとぶつぞう

指定区分

市指定有形文化財

指定年月日

平成15年8月11日

所在地

諫早市森山町唐比西827
権現神社境内(唐比自治会)

交通

県営バス「唐比」徒歩20分

唐比権現像は、像高52cm、総高(台座含)65cm、背面に「肥前高来郡諫早唐比村」、「奉寄進熊野大権現」、「天和三(1683)年癸亥二月」などの銘文があります。
薬師如来像は、像高44cm、総高(台座含)56cm、江戸時代の作です。
男神像二躯は、随身像と思われ、右膝を立てる男神像は、像高27cmで江戸時代の作、左膝を立てる男神像は、像高26cmで、体つきが柔らかいことから、他の三躯に比べ年代は古いと考えられ、室町時代末期の作の可能性があります。
唐比権現像の銘文から、江戸時代初期にはすでに熊野信仰が根付いていたことがうかがえ、室町時代の作と考えられる男神像より、その信仰は中世まで遡る可能性があります。また、薬師如来は熊野速玉神の本地仏で、神仏習合のあらわれとして重要です。
四躯の神像と仏像ともにクスを丸彫りにした素朴な一木造りであり、中世末期から近世初期の当地の民間信仰をうかがうことができます。