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ナラ枯れ被害にご注意!
ナラ枯れとは
ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)と呼ばれる体長5mm程の昆虫が、ナラ類(コナラ・ミズナラ・カシなどの広葉樹)の樹木に一斉に穿入し、カシナガと共生するナラ菌の影響により樹木を枯らせてしまう伝染病で、被害木は真夏にも関わらず紅葉したかのように真っ赤に色づくのが特徴です。ナラ枯れ被害は全国的にも拡がっており、当市内においても数か所の被害が確認されています。
ナラ枯れ対策
ナラ枯れ被害の対策には、「予防」と「駆除」があります。
「予防」は樹木が枯れないよう、幹に薬剤を直接注入することでナラ菌やカシノナガキクイムシの繁殖を防止する方法や、ナラの幹に粘着剤やビニールを被覆し穿入を防止するといった対策があります。また、健全なナラを伐採し、萌芽更新を促すことで被害を受けやすい大径木を除くことも有効な予防対策になります。
「駆除」は被害を受けて枯れたナラを伐倒し、薬剤処理等をすることにより、被害木内のカシノナガキクイムシを殺虫し、羽化脱出を防ぐことから、翌年の被害拡散を防止するすることができます。
自己所有地にナラ枯れの疑いがある被害木がある場合
ナラ枯れの疑いのあるナラ、シイ、カシ類の被害木を発見した際は、被害木の処理については土地の所有者の責任で適切に行っていただく必要があります。自己処理が難しい場合は専門業者(造園会社等)へ相談することをお勧めします。なお、枯れた樹木は倒木の恐れがあることから 、近づかれる際には注意が必要です。
🌳ナラ枯れの状況🌳
状況:ナラ枯れの特徴は、7月~9月に青々とした森林の中で、樹木がまとまって枯れ、遠目からは茶褐色の枯れた葉が目立ちます。
🌳ナラ枯れの痕跡🌳
特徴:木の根元に大量の粉上のものが飛び散り、幹の表面にカシナガが穿孔(せんこう)した無数の小さな穴が見られるのが特徴です。
🐛ナラ枯れのを引き起こす「カシノガキクイムシ」とは🐛

特徴:体長は約5mmほど。集団で幹に穴を開けて木質内に卵を産み付け、翌春に羽化し、枯れた木から一斉に飛散し、生きた木へと繁殖場所を求めます。
※詳しい情報につきましては林野庁ホームページより確認下さい。
ナラ枯れ被害に関する林野庁ホームページ
「ナラ枯れ被害から森林を守る」⇩
https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/policy/business/hogozigyou/naragare2.html<外部リンク>
「ナラ枯れ被害」⇩
https://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/naragare.html<外部リンク>

