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ミカンコミバエ種群の誘殺と予防的防除(テックス板(誘殺板)設置)の実施
1 ミカンコミバエとは
ミカンコミバエは、体長約7mm程のハエの仲間です。この害虫は、カンキツ類、ビワ、モモ、イチゴ、ナス、トマトなど多くの種類の果物や野菜に卵を産み付けます。幼虫(ウジ)が果実の中で育ち、果実を食い荒らすため、農作物に大きな被害を与える重要害虫です。
重要害虫とは、国内にまん延すると農作物などの有用な植物に重大な損害を与えるおそれがある害虫を指します。
2 誘殺の状況
諫早市内のトラップ(捕獲わな)として設置している調査用トラップにおいて、6月30日に1頭のミカンコミバエ種群が確認されました。
3 テックス板(誘殺板)設置について
ミカンコミバエ種群のまん延を防止するため、農林水産省植物防疫所及び県が緊密に連携し、市及びJA等と協力し、テックス板(誘殺板)を設置しました。
※テックス板…約4.5センチメートル×約4.5センチメートルの植物質繊維の板で誘引剤と殺虫剤を含ませたもので、自然に土に還る素材で作られています。
【注意事項】
1.テックス板(誘殺板)には素手で触れないでください。
2.触れた場合は、すぐに石鹸等で洗い流してください。