農業者年金

　農業者年金は、農業者を対象として国民年金（基礎年金）の上乗せ年金として、老後の生活の安定及び福祉の向上を図るための制度です。
​​　自分が積み立てた保険料とその運用実績により、将来受け取る年金額が決まる積立方式（確定拠出型）の年金で、支払った保険料は、全額が社会保険料控除の対象となり、所得税・住民税の節税にもなります。

加入要件

　以下の3つの条件を満たす方

• 年間60日以上農業に従事
• 国民年金の第1号被保険者（国民年金の保険料納付免除者を除く）
• 20歳以上65歳未満の方（60歳以上は、国民年金の任意加入被保険者）

※農業者としての加入要件は農業従事日数だけですので、この要件を満たせば、農業経営者はもとより、配偶者や後継者などの家族、農業従事者や農家のパートさん、自営業との兼業農家も加入することができます。また、農地の権利名義を持たない施設経営や畜産経営の農業者も加入することができます。

保険料

　保険料は、月額2万円（35歳未満で政策支援加入の対象とならない方は1万円）から6万7千円までの間の千円単位で自由に選択できます。

給付期間

　原則65歳から生涯受け取ることができます。

​※受け取る農業者年金は、公的年金等控除の対象です。公的年金等の合計額が年間120万円以下であれば、所得税は課されず、全額が非課税となります（65歳以上の場合）。
※脱退は自由で、加入期間に関係なく、支払った保険料は年金として受け取れます。

政策支援加入

　一定の要件を満たす農業の担い手には、保険料の国庫補助を受けることができる政策支援加入もあります。詳細は、JA本支店や農業委員会事務局へお尋ねください。