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諫早市の空き家バンク制度を利用され、埼玉県からご夫婦で移住されました。
以前から移住を考えており、九州の食文化や島々が浮かぶ海の景色に魅力を感じていました。移住先を探しに長崎に訪れた際、長崎本線から見える大村湾と有明海の景色が印象的で、諫早市を移住先の一つに考えるようになりました。
有明海沿いから見える景色
移住後は畑をしたいという思いがあり、畑を借りられる住まいを探していました。そんなとき、諫早市の空き家バンクのホームページで条件と重なった物件を見つけ、すぐに内見を決めました。また、交通の便がよく駅やお店、病院に行きやすいところが便利だなと思っていたので、今の物件は条件にぴったりな場所でした。
国道207号線沿いの様子
内見に行ったとき、前の所有者の方が家をとても大切にされていた方だったので、それも安心しましたね。残っていた家具をいくつか譲っていただき、今も大切に使わせていただいています。また、引っ越してくる前からご近所の方をご紹介してくださったこともあり、コミュニティにはやくなじむことができました。皆さんとても優しく親切に受け入れて下さるので、有難いなと思っています。
諫早は地域のイベントや公民館講座が充実しているなと思っていて、今は夫婦で参加して楽しんでいます。今後は、田んぼや釣りにも挑戦してみたいですね。
修繕費を予算内に納めることですね。雨漏り対策など絶対に行わなければならないこと、こだわりたいこと、自分たちでもできることなどを細かく考え、業者さんに相談しながら詰めていきました。
もともととても綺麗に住まわれていた家なので、内部の改修はどうしても必要というわけではなかったのですが、キッチンと居間を一つづきのリビングダイニングにして、畳部分も少し残しました。また、勝手口と台所の間にパントリーを作り、畑の作物や自家製の品を保存する場所を一つにしました。畑の作物を勝手口からすぐ搬入できるところも気に入っています。
改修前のキッチン 改修後のキッチン
改修前の和室 LDKもこだわったポイント(改修後)
とにかく不動産業者が扱う物件も含めて、できるだけ多く実際に見ることをおすすめします。その中で、自分(たち)が、どういう物件を求めているかが、具体的にわかってきますので。
「いさはや暮らし体験宿泊費補助金」という制度があったのも、諫早市が移住を後押ししてくれているように感じましたね。
また、こまめに空き家バンクのサイトを見て、新規に登録された物件がないかチェックすると良いと思います。あとは、いつか希望条件にマッチする条件に巡り会えると、信じることでしょうか。
実際ぼくらも、この家に出会うまでは何件見てもなかなか希望の物件に出会えず絶望的になっていましたので。信じないと、挫折するか妥協するかになると思います。
(参考:諫早市空き家バンクページ)