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「いさはや暮らし体験談」No.13 〜オーダーメイドで旅の楽しさを伝えるガイド〜


ページ番号:0023377 更新日:2024年4月6日更新 印刷ページ表示

浜崎 正尚(はまさき まさなお)さん

長崎市出身。少年時代をブラジル・サンパウロのアメリカンスクールで過ごす。都内の大学に進学し、卒業後は関東を生活の拠点とし貿易会社や大手メーカーでの業務や自営業を経て、2022年コロナを機に諫早市へ。移住後、「NAGASAKI Trek inc.」を立ち上げ、インバウンド旅行者をメインとしたパーソナルガイドとして、日々を楽しみながら活動中。​
※お名前の【浜】は、正しくは「さんずい」に、「う冠」の中が【眉】の下に【ハ】、【崎】は、正しくは「つくり」の上が【立】です。

浜崎さん写真

 

移住のきっかけは?

 長く東京に住んでいましたが、コロナを機に現在の実家がある諫早市に引っ越すことにしました。しばらくのんびりして、なにか好きなことを仕事にしてリタイア後をゆっくり過ごせたら、という気持ちでした。約50年ぶりの長崎そして諫早は「なんて素敵なところだろう」と思わせてくれます。家から出かけるとすぐに穏やかな海が見え、ちょっと出かけるだけでもドライブを楽しんでいます。一度ふるさとを離れて、別の土地で生活した経験があるからこそ、いろんな良さに気づけるように思います。

 実はパーソナルガイドは、移住前から計画していたものではなかったんです。細々と好きなことを仕事にしてみようと、英語を活かしたプライベートガイドとして2023年に「NAGASAKI Trek inc.」を立ち上げました。「Trek」という言葉には、海外ドラマのスタートレックで異星人との出会いがあるように、長崎で異文化との出会いを楽しんでもらいたい、との思いを込めています。
 新型コロナウイルスの影響も少なくなってきたタイミングでガイドを始めたので、当初想定していたよりも、英語が使えるガイドの需要があると感じています。クルーズ船の乗客が主なゲストですので、長崎市で活動していますが、島原や雲仙など、ご希望にそって案内しています。海外の方は感情表現が豊かですから、訪れた場所が気に入ったときは「わぁっ!」と全身で喜んでくださるので、私もエネルギーをもらいますし、とても励みになります。

ガイド中の写真

 

移住後の暮らしはどうですか?

 都内に住んでいたころは、海を見に行きたい、温泉に行きたいと思って車で出かける時、渋滞に負担を感じていましたが、諫早は交通アクセスが良く海も山も自然も多くて、今は車を走らせる道中の楽しみもあり、あっという間に目的に着いてしまいますね。サイクリングが好きなので、自転車で出かけるときは知らない道走りながら新しいお店を見つける楽しみがあります。隠れ家のような雰囲気のよいお店を見つけ出すと、宝探しみたいですね。次は妻と一緒に出掛けよう、と目星を付けたりします。都内での外食と比較すると、リーズナブルなうえに風景の良いお店も多いです。妻は岩手県の出身ですが、諫早暮らしをとても楽しんでいます。特に、諫早は直売所がたくさんあり、いままで見かけたことのない野菜が多く、見るだけでも楽しいそうです。

これからの夢や目標について教えてください

 縁あってガイドの活動を始めたので、諫早での生活を楽しみながらパーソナルガイドとして、地域のパイオニアになれたらいいですね。移住を考える時は、仕事や収入がどうなるか心配なことも多いものですが、私の体験を通してプライベートガイドの仕事に需要があることや、自分のペースで働き、家族といっしょに穏やかな生活を楽しんでいることを伝えられると思っています。同世代の方や、若い世代の方も「こんな働き方ができるんだ」「パーソナルガイドの仕事があるなら」と、一緒に働く仲間が増えると嬉しいです。

 そして、ガイドする中で諫早をもっと案内したいとの思いもあります。外国の方を受け入れてもらえる場や、体験活動ができる場所など見つけていきたいですね。受け入れる側が英語を話せるかどうかは、それほど重要ではないと思います。日本語でいいので、相手を思いやる気持ちや、伝えようとする熱意が大切なことで、それがゲストの心に一番伝わります。​

 

移住希望者へのアドバイス

「移住」というとなんだかすごく大きな決断に感じて、不安も大きいと思います。まずは自分でその場所に足を運んでみて、「あ、いい場所だなあ」「この景色がいいなあ」と感じる自分の気持ちを大切にするといいかもしれません。その場所が、自分の心の何かに触れるのも「縁」だと思います。自分の感覚を信じてみてくださいね。

ガイドの様子