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鳥取県出身。 2020年10月に香川県の小豆島から諫早へ移住。学生時代、剣道をしていた際に腰を怪我してしまい、学校にまともに通えなくなるほどの痛みに長らく苦しめられた前田さん。その経験を少しでも仕事に生かせればと思い、香川県にある医療専門学校に進学し、柔道整復師になりました。卒業後は小豆島にある整骨院で働いていましたが、妻の亜佑美さんが諫早で就職することになったことから、夫婦で移住を決意。移住後すぐに、目標であった整体院の開業準備をはじめ、2021年5月にアエル商店街内に「Wa整体院」をオープンさせました。人との繋がりの「和」、日本の「和」、なごみの「和」を大切に経営されています。
2021年にアエルいさはや内にオープンした「Wa整体院」
移住した直後は引っ越しやその後の開業準備で慌ただしかったですが、おかげさまで整体の仕事が少しずつ軌道に乗りはじめてきて、忙しくも充実した日々を送っています。一度来られたお客さまが新たなお客さまを紹介してくれることが多く、ご縁やつながりに支えられていると感じます。仕事柄お客さまと会話をすることが多いこともあり、初めて諫早の方言を聞いたときは聞き取れないこともありましたが、そのやり取りも含めて新鮮なコミュニケーションを楽しめています。休みの日には、近くの温泉や温水センターに行ってリラックスしています。以前住んでいた小豆島もそうでしたが、諫早市も海に囲まれていて、お魚が安くて新鮮で美味しいですね。
「人が優しいところ」です。引っ越してきて間もない頃の話ですが、市内の美容院にカットに行ったときに、美容師の方と整体院の開業の話で盛り上がりました。普通はそこで話が終わると思うんですが、なんとその美容師さんは、その後に整体院を開業する場所探しから開業準備まで、色々とサポートしてくれました。出会ったばかりなのにこんなに優しく接してくれて、とても嬉しかったです。
その他にも移住後にたくさんの方々に助けられることがあったので、人の「あたたかさ」や「優しさ」は諫早の魅力だと思います。
また、諫早市は長崎県の中心部にあり、交通の便が良くて、どこにでも行き来しやすいのは魅力の一つですね。ただ、せっかく訪れた方々が泊まるところがそんなに多くない印象も受けました。良いまちなので、たくさんの人に足を運んで宿泊をしてもらいながら、諫早の良さを体感して欲しいなと思います。
施術中の前田さん。お客さまとのコミュニケーションを大事にしています。
仕事の面では、「地域に根差した整体院」を運営していくことが当面の目標です。そのためにも地域のことをもっと知っていきたいですね。また、長崎県内ではまだ珍しい色彩治療を実践しているので、以前の自分と同じように痛みで苦しい思いをしている人を一人でも多く救えたらと思います。
暮らしの面では、移住後なかなか夫婦そろってゆっくりする時間が取れていないので、今後は市内外問わず色んな場所やお店に行って楽しみを増やしていきたいです。
諫早市は一通りのものが揃っている住みやすいまちです。「地方への移住」と聞くと、不便で閉じられた地域をイメージする方もいるかもしれませんが、諫早市は適度に都会と田舎が交じり合っており、住むにあたって不便さを感じませんので、あまり考え過ぎず「来たい」と思ったタイミングで来てみてもいいかもしれません。移住には「勢い」もある程度大切だと思いますので、興味や関心がある方はまずは動き出してみることをおすすめします。
ぜひ一度お越しください!